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漢方薬について知ろう!

漢方薬とは長い歴史の中で、様々な作用を持った植物・動物・鉱物などの生薬を、複数組み合わせて作られてきたものです。漢方薬は、複数の生薬を配合して作られたものなので、1つの処方で様々な症状に効果があり、生薬ごとの効果の増強や副作用の緩和が図られています。漢方薬の治療では、病名ではなく、症状に合った薬を選択します。患者さまの状態に合わせて薬を選択することで、心身のバランスを立て直し、体の自然治癒力を高めて病気を改善しようとします。漢方薬はたくさん種類がありますが、今回は家庭でも使われることが多い「葛根湯」についてご紹介します。

葛根湯の成分

葛根(カッコン) 発汗清熱(汗をかいて熱を冷ます)作用。首、肩、背中の筋肉を緩め、血流も改善、胃腸にも良い。
麻黄(マオウ) 発汗解表(汗を促し、症状を改善する)作用。
桂皮(ケイヒ) シナモン。発汗作用。麻黄との組み合わせで発汗の相乗効果が見込める。
芍薬(シャクヤク) 筋肉の緊張の緩和。過剰発汗を抑制。麻黄と桂皮の効き過ぎを抑制。
大棗(タイソウ): ナツメ。脾胃(消化吸収)を補う。身体の緊張を緩和する。
生姜(ショウキョウ) ショウガ。発汗作用。脾胃を補う。嘔気を止める。
甘草(カンゾウ) 各生薬の調整を司る。血行を良くする。甘味を持たせる。

葛根湯は、寒気を感じる風邪初期症状だけでなく、肩こり・緊張型頭痛などにも効果があります!

葛根湯はなぜ風邪の引き始めに効くのか

風邪の時、外邪(ウイルスなど)は身体の表面から内部に侵入しようとします。それを外に押し出す事ができれば、風邪を早く治す事ができます。西洋薬は病気の症状を抑え込む薬なので、症状の軽い風邪の初期においては、あまり効果を発揮できません。しかし、葛根湯などの漢方薬は、身体の自然治癒力を高めることで、風邪の初期症状でも十分に効果を発揮します。

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