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胃の不調、もしかしたら"ピロリ菌"の仕業?

胃の不調が続いているとき、もしかしたらピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)に感染しているのかもしれません。ピロリ菌は様々な病気に関係していることが明らかにされています。

ピロリ菌って何?

ピロリ菌は胃の粘膜に住みつき、胃の壁を傷つける細菌です。そして胃酸から逃れる為に、自らが住みやすい環境を作り出します。ピロリ菌は、胃に取り付くと細胞を弱らせる毒素を出し始め、胃の粘液を減らし、毒素で胃の壁を傷つけ、慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍を誘発します。またピロリ菌に感染することで、胃がんになる確率が20倍以上も上がるとも言われています。
もちろん感染していても100%胃の病気を発症するわけではありませんが、ピロリ菌を除菌することで、胃の病気になる確率は大幅に下がるとされています。

ピロリ菌の感染の原因

ピロリ菌は食べ物や飲み物から感染しやすく、経口感染が疑われていますが、実はどのように感染するのかまだはっきり分かっていません。ピロリ菌は衛生状態の悪いところで菌が繁殖し、感染することが多いです。50歳以上で、戦後の上下水道が十分普及していなかった時代に生まれ育った方が高い感染率を示しています。
ピロリ菌は、ほとんどが幼少期に感染すると言われています。幼少期の胃の中は酸性が弱く、ピロリ菌が生き延びやすいからです。そのためピロリ菌に感染している大人から子どもへの食べ物の口移しなどには注意が必要です。

ピロリ菌の検査について

まず慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍などの、ピロリ菌除菌の対象となる病気であるか確かめます。対象の病気の場合、下記に挙げたピロリ菌の検査を健康保険で受けることができます。また、胃の調子が気になる方や胃がん家系で心配な方などは、希望すれば検査を自費で受けることができますので医師にご相談ください。

① 内視鏡検査:胃の内視鏡検査と同時に胃の組織を採取してピロリ菌がいるか調べます
② 抗体検査:血液や尿を採取して、ピロリ菌に対する抗体があるかを検査します
③ 尿素呼気検査:検査用の薬を飲み、吐き出した息から感染しているか検査をします
④ 便中抗原検査:便を採取してピロリ菌抗原があるか検査します

ピロリ菌の治療

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